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リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤー及びその製造方法
[특허 요약] 本発明は、リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤー及びこれを製造する方法に関するものである。 4族元素(例えば、Si、Ge、Sn)は、既存のリチウムイオン電池の陰極に商用化された黒鉛陰極に比べてはるかに高いエネルギー密度が得られる陰極物質である。しかしながら、このような元素の高い理論容量にもかかわらず、リチウム化/脱リチウム化(lithiation/delithiation)過程で伴われる過度な体積膨脹は陰極物質の破砕をもたらし、商用化を困難にする。 これを克服するために毎サイクルごとに陰極活物質のモルホロジーが維持できる複雑な形態のナノ構造体を作るものである。1つの例は、体積膨脹を抑制するためにSiまたはGeをバッファ機能できる物質とナノ複合体を作ることであり、このような目的に、機械的、電気的性質が優れると知られた非結晶性炭素、還元されたグラフェンオキサイドなどの炭素基盤の物質が研究されており、実際に相当にバッテリーの性能を向上させた。しかしながら、このような接近法は安定した寿命特性を保証するためには多量の炭素(10乃至39.5wt%)を電極に含めなければならないので、充放電容量が低下する問題がある。更に他の例は、内部に空いた空間を形成させて、この空いた空間を通じて体積膨脹を効果的に緩和させるものである。ナノチューブ、多孔性ナノワイヤー/ナノ粒子、メソポーラススポンジナノ構造体などの数多いナノ構造体が安定した寿命特性のために研究されており、このような複雑なナノ構造体のモルホロジー維持はリチウムイオン電池の性能を相当に向上させた。しかしながら、このような複雑なナノ構造体を得るためには複雑な合成過程で歩留まりが低いし、内部に空いた空間が多く存在するため、体積容量(volumetric capacity)が低いという問題を伴うようになる。したがって、ナノ構造体に空いた空間がない、かつ充電容量の高い陰極活物質の開発が必要な実状である。 これと関連した先行文献は、大韓民国公開特許第10−2011−0111105号(2011.10.10.公開)に開示されている高密度金属ナノクラスター含有シリコンナノワイヤー及びその製造方法がある。 大韓民国公開特許第10−2011−0111105号 本発明は、充放電時、構造的に安定し、かつ電池性能が向上したリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤー及びその製造方法を提供することをその目的とする。 本発明が解決しようとする課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及していない更に他の課題は以下の記載から当業者に明確に理解されるべきである。 前記の課題を解決するために、本発明はシリコン及びゲルマニウムからなるナノワイヤーであり、前記ナノワイヤーの表面でのシリコン含有量がゲルマニウム含有量より高く、前記ナノワイヤーの内部はゲルマニウム含有量がシリコン含有量より高いことを特徴とする、リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーを提供する。 また、本発明はシリコン及びゲルマニウムからなるナノワイヤーを水素雰囲気下で熱処理して前記ナノワイヤーに含まれたシリコン及びゲルマニウムを各々ナノワイヤーの表面及び内部に分布させることを特徴とする、リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの製造方法を提供する。 また、本発明はシリコン及びゲルマニウムからなるナノワイヤーであり、前記ナノワイヤーの表面でのシリコン含有量がゲルマニウム含有量より高く、前記ナノワイヤーの内部はゲルマニウム含有量がシリコン含有量より高いことを特徴とする、リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーからなる陰極を含むリチウムイオン電池を提供する。 本発明によれば、簡単な方法により製造されて歩留まりが高く、リチウム化/脱リチウム化反応でも構造的安定性が優れる。 また、熱処理を通じての原子再配置を通じて容量保持力(capacity retention)及び律速(rate capability)特性が優れて、ナノワイヤーの表面にSiを分布させてオーバーポテンシャル(overpotential)を微細調整して寿命特性を向上させることができる。 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの熱処理前後の形状を示す模式図である。 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーのサイクルに従う形状を示す模式図である。 (a)は本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの熱処理前の高分解能透過電子顕微鏡(HRTEM)写真であり、(b)は熱処理後の高分解能透過電子顕微鏡写真である。 (a)は熱処理前と後のナノワイヤー及びGe粉末のXRD分析結果であり、(b)は(111)面のXRDピークを拡大したグラフであり、(c)は熱処理温度に従うXRDピーク変化を示すグラフであり、(d)は熱処理温度に従うSiモル分率を示すグラフである。 (a)は熱処理に従うリチウム拡散係数変化を示すグラフであり、(b)は熱処理に従うオーバーポテンシャル変化を示すグラフであり、(c)は熱処理に従う寿命特性変化を示すグラフである。 aはSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)の最初のサイクルの以後の透過電子顕微鏡写真であり、bは前記SiGeナノワイヤーの表面部分を拡大した透過電子顕微鏡写真であり、cは前記SiGeナノワイヤーのコア部分を拡大した透過電子顕微鏡写真であり、dは熱処理していないSiGeナノワイヤーの最初のサイクルの以後の透過電子顕微鏡写真であり、eは前記SiGeナノワイヤーの表面部分を拡大した透過電子顕微鏡であり、fは前記SiGeナノワイヤーのコア部分を拡大した透過電子顕微鏡写真である。 (a)はSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)の0.2Cでの充放電容量を示すグラフであり、(b)はSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)の0.2Cでの寿命特性を示すグラフであり、(c)はSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)のC−rateに従う放電容量変化を示すグラフである。 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの放電速度に従う律速特性を示すグラフである。 (a)は本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーを含むリチウムイオン電池の0.5Cでの充放電容量を示すグラフであり、(b)は0.5Cでの寿命特性を示すグラフである。 以下、添付した図面を参照しつつ本発明に係る好ましい実施形態を詳細に説明する。 本発明の利点及び特徴、そしてそれを達成する方法は、添付した図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になる。 しかしながら、本発明は以下に開示される実施形態により限定されるものでなく、互いに異なる多様な形態に具現され、単に本実施形態は本発明の開示が完全であるようにし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇により定義されるだけである。 また、本発明を説明するに当たって、関連した公知技術などが本発明の要旨を曖昧にすることがあると判断される場合、それに関する詳細な説明は省略する。 本発明は、シリコン及びゲルマニウムからなるナノワイヤーであり、前記ナノワイヤーの表面でのシリコン含有量がゲルマニウム含有量より高く、前記ナノワイヤーの内部はゲルマニウム含有量がシリコン含有量より高いことを特徴とする、リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーを提供する。 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーは、簡単な方法により製造されて歩留まりが高く、リチウム化/脱リチウム化反応でも構造的安定性が優れる。また、熱処理を通じての原子再配置を通じて容量保持力(capacity retention)及び律速(rate capability)特性が優れて、ナノワイヤーの表面にSiを分布させてオーバーポテンシャルを微細調整して寿命特性を向上させることができる。 図1は本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの熱処理前後の形状を示す模式図である。図1に示すように、本発明に係る熱処理を通じてシリコンとゲルマニウムが各々ナノワイヤーの表面及び内部に選択的に備えられることが分かる。 また、本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーはSiが1〜10重量%で含まれ、Geは90〜99重量%で含まれ、化学的組成はGe(1−x)Six(0.01≦x≦0.1)として示すことができる。 また、本発明はシリコン及びゲルマニウムからなるナノワイヤーを水素雰囲気下で熱処理して前記ナノワイヤーに含まれたシリコン及びゲルマニウムを各々ナノワイヤーの表面及び内部に分布させることを特徴とする、リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの製造方法を提供する。 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの製造方法において、前記ナノワイヤーはVLS(vapor-liquid-solid growth)法により製造されることができ、具体的にゲルマニウム前駆体及びシリコン前駆体をCVDチャンバー内に供給した後、金ナノ粒子を触媒に使用して製造できる。 前記熱処理が700℃未満で遂行される場合にはSiがナノワイヤー表面に移動できなくて電池性能及び寿命特性が低下する問題があり、900℃を超過して遂行される場合にはナノワイヤーが損傷される問題がある。 この際、前記シリコンは1〜10重量%であり、ゲルマニウムは90〜99重量%のものが好ましい。前記ゲルマニウムが90重量%未満の場合にはリチウムイオン電池の電池容量が減少する問題があり、99重量%を超過する場合にはシリコン含有量が低くなって充放電時にナノワイヤーが破損される問題がある。 また、前記水素雰囲気は1atmで形成されることが好ましい。 前記熱処理は50〜70分の間遂行されることが好ましい。前記熱処理が50分未満の場合にはナノワイヤーの表面にシリコンが十分に移動できない問題があり、70分を超過する場合にはナノワイヤーに含まれたシリコンが既にナノワイヤー表面に全て移動した状態であるので、70分以下に遂行されることが好ましい。 また、本発明はシリコン及びゲルマニウムからなるナノワイヤーであり、前記ナノワイヤーの表面でのシリコン含有量がゲルマニウム含有量より高く、前記ナノワイヤーの内部はゲルマニウム含有量がシリコン含有量より高いことを特徴とする、リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーからなる陰極を含むリチウムイオン電池を提供する。 実施形態1:リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤー製造 1nmゴールドフィルムをメタル蒸着機を用いてSi基板上に形成させ加熱してシリコン基板の上にゴールドナノ粒子を製造した。その後、前記製造されたゴールドナノ粒子が形成されたシリコン基板をCVDチャンバー内に具備させ、GeCl4とSiCl4を供給し、760℃に加熱すると、ゴールドナノ粒子が有することができるSiとGeの最大量を超過してナノ粒子の外にSiとGeが析出が起こりながらナノワイヤーで形成された。 前記製造されたSiGeナノワイヤーを1atmの水素雰囲気下で850℃に1時間の間熱処理してリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーを製造した。 以下の<表1>は製造されたリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーのシリコン及びゲルマニウムの含有量を示すものである。 実験例1:リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの形状及び構成元素分析 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの形状及び構成元素を調べるために、走査電子顕微鏡(TEM)及びオージェ電子分光法(AES)により分析し、その結果を図3に示す。 図3の(a)は本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの熱処理前の高分解能透過電子顕微鏡(HRTEM)写真であり、(b)は熱処理後の高分解能透過電子顕微鏡写真である。 図3の(a)及び(b)に示すように、本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーは平均70nm直径を有することが分かり、明確な格子パターンと製造されたナノワイヤーは構造的欠陥無しで結晶性の高いことが分かる。一方、追加的なラマンスペクトルから385cm−1で示すSi−Ge振動モードはSiとGeとが化学的に互いに結合されていることを示すので、SiとGeとが互いに結合されていることが分かる。 図3の(c)は熱処理前のナノワイヤーの元素分布を示すグラフであり、(d)は熱処理後のナノワイヤーの元素分布を示すグラフである。製造されたナノワイヤーをAr+を用いて表面からバルクに連続してエッチングされる間にSiとGeの空間的分布をオージェ電子分光法により分析した。 図3の(c)に示すように、SiとGeのナノワイヤー合金はスパッタリング時間が増加するにつれて大きく変化せず、これはSiとGeの2元素が熱処理前のナノワイヤー全域に亘って均一に存在することを示す(図3の(c)参考)。 また、図3の(d)に示すように、熱処理後にもナノワイヤーは相変らず高い結晶性を有しており、Siの濃度はナノワイヤーの表面でGeの濃度を超過するほど相当に増加し、コア地域へ向くほど徐々に減少することが分かる。ナノワイヤー表面でのSiの増加は熱処理の以後に空気中に露出されるやいなや自然的に形成された酸化層が存在するが、熱処理前のナノワイヤーの表面にはGeOxで構成されているので熱処理を通じて構成元素の分布が変わったことが分かる。 本発明に係る熱処理を通じてのSi分布変化の原動力は、一般的に全体ギブスフリーエネルギーの最小化により説明され、このような観点からナノワイヤーの表面でGeの存在はGeがSiより表面エネルギーが低いので、Siが表面に存在することより内部に存在することがエネルギー的に好意的であるが、このような分布は本発明に係るナノワイヤーから分かるように、反対になる結果である。本発明では水素の存在下で熱処理させるため、ナノワイヤー表面の近くでSiが多いように再配置させることができる。 実験例2:リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの原子配置と熱処理温度に従うシリコン含有量分析 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーにおける原子配置と熱処理温度に従うシリコン含有量を調べるためにX線回折(XRD)により分析し、その結果を図4に示す。 図4の(a)は熱処理前と後のナノワイヤー及びGe粉末のXRD分析結果であり、(b)は(111)面のXRDピークを拡大したグラフであり、(c)は熱処理温度に従うXRDピーク変化を示すグラフであり、(d)は熱処理温度に従うSiモル分率を示すグラフである。 図4の(a)に示すように、本発明に係るナノワイヤーはGeの割合が高いので、熱処理前と後の回折パターンがGe粉末の回折パターンとほぼ同一に表れた。ここで、Ge粉末のみで表れるXRDピークはGeO2の存在のためである。 しかしながら、回折パターンをより詳しく説明すると、図4の(b)に示すように、熱処理前と後の回折パターンはGe粉末に比べてより高い2θ値で表れて、このような差は格子定数がGe粉末に比べてナノワイヤーでより小さいということを意味する。これは、Ge結晶格子内に格子定数がGeより小さいSiが結合されたためであり、代表的に、(111)結晶面のXRDピークは熱処理前のSiGeナノワイヤーの場合、27.47゜で表れており、これに該当する格子定数は5.6120Åである。これに基づいて、格子定数から計算された化学的組成はGe0.85Si0.15であり、これはSi 14原子%のEDX結果と同一である。また、熱処理の以後には(111)結晶面の回折ピークが27.47゜から27.35゜に移動し、これは熱処理されたSiGeナノワイヤーの格子定数が5.6425Åに増加したことを意味し、化学的組成がGe0.94Si0.06に変化したことを示す。 本発明の熱処理条件で、Siはほぼ0の蒸気圧力を有するので、Siの気化可能性は無視することができ、したがって回折ピークの移動はSiとGeとの交換反応に起因する。SiとGeとの交換反応はSi原子の一部は結晶格子の内部から表面に近く移動され、Si原子の更に他の一部は表面の上にさらに移動して非結晶性Siや空気に露出されてSiOxとして存在するようになる。 また、図4の(c)に示すように、1時間の熱処理時間で温度が600℃から900℃に増加するにつれて、(111)結晶面に該当する回折ピークは徐々に低い2θ値に移動するようになる。 図4の(d)に示すように、600℃以下での熱処理温度では、ナノワイヤーの結晶性GeでSiの相対的な割合が変化せず、これは原子再配置を誘導するに熱エネルギーが充分でないことを意味する。一方、熱処理温度が650℃でSiの割合は減少し始めて、850℃でSiは6原子%の最小値に到達するようになる。熱処理温度が850℃を超過すれば、SiGeナノワイヤーの形状に深刻な損傷を与えると判断される。 実験例3:リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーにおける熱処理温度に従うリチウムの拡散係数とオーバーポテンシャル変化及び寿命特性変化分析 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーにおける熱処理温度に従うリチウムの拡散係数とオーバーポテンシャル及び寿命特性を分析するために互いに異なるSiセグリゲーション程度を有するSiGeナノワイヤー(熱処理700℃)、SiGeナノワイヤー(熱処理850℃)及び熱処理しないSiGeナノワイヤーをリチウム半電池の陰極に使用して分析し、その結果を図5に示す。この際、0.005Vから1.5Vの電圧ウィンドウで0.1C(120mA/g、24℃)の充放電させた。 図5の(a)は熱処理に従うリチウム拡散係数変化を示すグラフであり、(b)は熱処理に従うオーバーポテンシャル変化を示すグラフであり、(c)は熱処理に従う寿命特性変化を示すグラフである。 図5の(a)に示すように、表面で低いLi拡散係数を持つSiの割合が増加するにつれて(Type-U SiGe NW<Type-G SiGe NW、700℃<Type-G SiGe NW、850℃)測定されたリチウム拡散係数は減少した。 また、図5の(b)に示すように、それぞれのサンプルに該当するオーバーポテンシャルはSiでの遅いリチウム拡散による増加した質量移動抵抗(mass transfer resistivity)により徐々に増加した。Siセグリゲーション程度に従うオーバーポテンシャルの変化は、また充放電の間に陰極の電気化学的性質に影響を及ぼすと判断され、充放電サイクルの間陰極の構造的安定性は格段に向上した。 また、図5の(c)に示すように、1Cの充放電速度で寿命特性を評価した結果、固体電解質層(SEI)を形成させるためにそれぞれの半電池は最初のサイクルの間0.005Vと1.5Vとの間の電圧ウィンドウで0.05Cの非常に遅い速度で充放電された。初期サイクルの間の容量はオーバーポテンシャルが増加するにつれて徐々に減少し、このような傾向はオーバーポテンシャルが増加するにつれてリチウム化反応を誘導することに一層多いエネルギーを必要とするためである。向上した寿命特性と減少した容量との間のトレードオフを考慮して見ると、300サイクルの以後に90.0%の容量維持(capacity retention)及び1031mAh/g以上の可逆容量を示すSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)が全般的な性能が最も優れており、SiGeナノワイヤー(熱処理700℃)は半電池が60mAh/gの高い初期容量を示すが、300サイクルの以後に14.7%の非常に低い寿命特性を示し、熱処理前のSiGeナノワイヤーは115サイクルの以後に容量が急激に低下し、175サイクルの以後には10mAh/gまで容量が落ちることが分かる。 また、SiGeナノワイヤー(熱処理850℃)の場合、200サイクルの以後にも本来の1次元構造体を維持する一方、SiGeナノワイヤー(熱処理700℃)の場合、200サイクルの以後に本来の1次元構造が観測されなかった。 実験例4:リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの充放電前後のナノワイヤーの形態分析 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの充放電前後のナノワイヤーの形態を高分解能透過電子顕微鏡(HR−TEM)で分析し、その結果を図6に示す。 図6のaはSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)の最初のサイクルの以後の透過電子顕微鏡写真であり、bは前記SiGeナノワイヤーの表面部分を拡大した透過電子顕微鏡写真であり、cは前記SiGeナノワイヤーのコア部分を拡大した透過電子顕微鏡写真であり、dは熱処理していないSiGeナノワイヤーの最初のサイクルの以後の透過電子顕微鏡写真であり、eは前記SiGeナノワイヤーの表面部分を拡大した透過電子顕微鏡であり、fは前記SiGeナノワイヤーのコア部分を拡大した透過電子顕微鏡写真である。 図6のaに示すように、リチウム化されていない部分(Unlithiated part)の存在は最初のサイクルの以後に高分解能透過電子顕微鏡を通じて確認した。 また、図6のb及びcに示すように、SiGeナノワイヤー(熱処理850℃)の表面部分はナノワイヤーがリチウム化されることによって電気化学的に誘導された固体状態非結晶化を経ることによって非結晶性状態に変化し、反面にコア部分は結晶性構造を維持するようになる。即ち、リチウム化を経るようになれば結晶性物質は非結晶性物質に変化するようになり、最初のサイクルの以後にも結晶性物質として存在するということはその部分がリチウム化が進行されなかったことを示す。 対照的に、図6のd、e、及びfを参考すると、表面部分と中心部分全て最初のサイクルの以後に非結晶性状態に変化されたことが分かる。一つ注目すべきことは、200サイクルの以後にSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)の脱リチウム化された結晶性部分は高分解能透過電子顕微鏡を通じて観測されなかった。しかしながら、300サイクルの間の安定した寿命特性及び熱処理していないSiGeナノワイヤーに比べて反応していない容量を考慮すれば、リチウム化されない部分は相変らず残っており、バッファ層として重要な役割をしていると判断される。 実験例5:リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの寿命特性及び律速特性分析 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの寿命特性及び律速特性を分析し、その結果を図7及び図8に示す。 図7の(a)はSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)の0.2Cでの充放電容量を示すグラフであり、(b)はSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)の0.2Cでの寿命特性を示すグラフであり、(c)はSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)のC−rateに従う放電容量変化を示すグラフである。 C−rate(充放電速度)が増加するにつれて速いリチウム化/脱リチウム化は電極に相当な機械的ストレスを誘導することを考慮すれば、多様なC−rateで電極の構造的安定性が長いサイクルの間にも維持できるかを調べる必要があるので、0.2Cから10CまでのC−rateでSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)の寿命特性を調べた。 図7の(a)に示すように、0.2Cの場合、最初のサイクルで初期充電容量と放電容量は各々2140mAh/gと1506mAh/gであり、クーロン効率(Coulombic efficiency、放電容量/充電容量)は70.5%に測定された。このような最初のサイクルの間に不可逆容量損失は電解質と陰極活物質との間の副反応による固体電解質界面(SEI)形成または酸化層の分解に起因したと判断される。 また、図7の(b)に示すように、本発明に係るSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)は400サイクルずっとクーロン効率が平均98.8%まで増加する。400サイクルの以後に0.2Cで89.0%の高い容量保持力(capacity retention)を示し、優れる寿命特性を示す。 また、図7の(c)に示すように、C−rateが0.2Cから10Cまで増加した時も電極の構造的安定性を維持し、長い間の充放電サイクルの以後にも安定した容量保持力を示した。0.2C、1C、4C、10Cのそれぞれの場合で1266mAh/g、1145mAh/g、1000mAh/g、515mAh/gの可逆容量を示し、0.2C、1C、4Cの場合、300サイクルの以後に91.9%、90.0%、84.6%の容量保持力を示しており、10Cの場合、200サイクルの以後に82.4%の容量保持力を示した。 また、増加したオーバーポテンシャルによって若干の容量損失がありえるが、SiGeナノワイヤー(850℃)は熱処理前のSiGeナノワイヤーと比較して相変らず高い律速特性を示す。本発明に係るSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)は10C(12A/g)で商用化された黒鉛陰極(372mAh/g)の理論容量より高い579mAh/g容量を示し、これは95重量%に該当するGeの高いモル分率のためであると判断される。高いリチウム拡散係数及び高い電気伝導度を有するGeの高いモル分率は速いLi移動を促進し、したがって高い律速特性を保証する。高い充放電速度で放電特性を評価するためにSiGeナノワイヤー(熱処理850℃)を含む半電池の充電速度を0.2Cに固定し、0.2Cから100Cまでの多様な放電速度で実験した。 図8は、本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの放電速度に従う律速特性を示すグラフである。 図8に示すように、SiGeナノワイヤー(熱処理850℃)は60Cで304.5mAh/gの高い容量を示し、優れる律速特性を示す。 実験例6:リチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーを含むリチウムイオン電池の寿命特性分析 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーを含むリチウムイオン電池の寿命特性を分析し、その結果を図9に示す。 本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーの寿命特性を分析するためにLi2MnO3陽極とフルセルを製造してテストしており、24℃の温度で4.3Vから2.3Vの電圧ウィンドウで分析した。 図9の(a)は本発明に係るリチウムイオン電池の陰極材用ナノワイヤーを含むリチウムイオン電池の0.5Cでの充放電容量を示すグラフであり、(b)は0.5Cでの寿命特性を示すグラフである。 図9の(a)及び(b)に示すように、フルセルはLi2MnO3基準容量で87.3mAh/gの最大容量を示し、充電速度0.5C、放電速度1Cでの80サイクルの以後に84.2%の容量保持力を示し、安定した寿命特性を示すことが分かる。
| 특허 상태 | 등록 |
| 출원인 | 울산과학기술원, 기초과학연구원, 포항공과대학교 산학협력단 |
| 발명자 | ヒ‐チョル チェ, ヒ‐チョル チェ, ヒュン‐ギ キム, ヒュン‐ギ キム |
| 출원번호 | 2015220786 |
| 출원일 | 2015.11.10 |
| 등록번호 | 6126665B |
| 등록일 | 2017.05.10 |
| 중요 키워드 | nanowirelithium ionion batterysiliconheat treatment |
| 출원번호 | 출원일 |
| 201916352334 | 2019.03.13 |
| 종류코드 | |
| B2 | |
| 외부 링크 | |
| 출원번호 | 출원일 |
| 201615091254 | 2016.04.05 |
| 종류코드 | |
| A1 | |
| 외부 링크 | |
| 출원번호 | 출원일 |
| 1020150107138 | 2015.07.29 |
| 종류코드 | |
| B1 | |
| 외부 링크 | |